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支援センター職員によるブログ

チェック・ポイント

2010/11/08

kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。

 

 プロジェクトの必要な作業を日程化して、全体スケジュールを書く場合は「PARTネットワーク図」にまとめるのが良いと前回説明しました。

 

 実際に「PARTネットワーク図」を作成するときには、各作業の大きな節目ごとにチェックポイント(Check Point)をもうけ、ネットワークの中に組み込んでおくことを勧めます。チェックポイントというのは、その時点でいったん立ち止まってプロジェクト全体を見渡し、棚卸してみることです。


 チェックポイントでは、その時点までに済んでいなければならない作業が終計画通りに終わっているか、遅れているところはないかをチェックし、あわせて商品の寸法/形状、性能、構造、コスト、重量、法適合性等について、目標の達成度を確認します。


 更に必要な条件が整っていないにもかかわらず見切り発車で進めている作業はないかについても鋭い目でチェックすることが重要です。たとえばプラスティック、鋳・鍛造品、プレス部品等の金型には高額の費用がかかり、またいったん作ってしまった後の修正にも多大の費用がかかりますし、部分修正が不可能な場合は型の全面作り変えが必要になることもあります。従って開発課題がすべて解決して設計変更が終わる以前に"型"の製作にかかってしまうことは絶対に避ける必要があります。


 以上のように、チェックポイントを設けることで、隠れた問題を見過ごしてしまい後工程になってこれが致命的な問題として顕在化するという事態を、事前に見つけ出すことが可能になるのです。プロジェクト運営の責任者としては、このチェックポイントをおろそかにすることは厳に避けなければなりません。

 

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