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支援センター職員によるブログ

環境への取り組み! 循環社会その3 うなぎからの信号

2011/02/24

mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 学生の頃であったか、カマキリが冬の積雪量を予測するということを聞いたことがありました。ほんとかなと思いながら今日まで来ましたが、今年の大雪を当てたのではないかというTV報道を見て、改めて関心を持ちました。

 

 日本では昔から地震の前になると「アリが一斉に場所を移動する」とか「ナマズが暴れる」など、自然は何らかの前触れとして信号を出していて、動物たちがそれらをいち早く察知し行動を起こすといわれて来ました。

 

 それはある程度本当のような気がします。先日、うなぎの卵を世界ではじめて採取できたというニュースが流れました。うなぎは回遊魚で、日本のうなぎは、数千キロ離れたマリアナ海溝あたりで卵をうみ、黒潮にのって日本の川まで遡ってくるといわれています。

 そのような天然うなぎが、昔は広島の川ではたくさん取れました。子供の頃よく捕ったように記憶しています。

 

 現在、天然うなぎは激減しました。

 その理由の一つとして、川が汚れてきたということと関係しているのではないかといわれています。

 これも一種の自然界からの信号をうなぎが受け止めた結果ともいえます。 

 

 豊な森から栄養豊かな水が流れ出し、水質の良い汽水沖を作り、その中でウナギが育ち、そして牡蠣を育みます。

 自然界はお互いに緊密につながっていて、結果を残します。

 もし川や土壌が汚染されれば、動植物は大きな影響を受けます。

 うなぎも育たず、牡蠣も育たなくなり、其れが廻り回って私達人間にも影響を及ぼしてきます。

 その影響が緩慢なだけに、私達が気付くのが遅くなるか、まったく気付かないこともあり得ます。

 

 逆にいいますと、例えば、昆虫やうなぎや牡蠣が実際にどうなっているのか、よく観察することによって、自然界がどのような影響を受けているのかが分かります。

 それゆえに、私たちは現場に出て、自然がどのようになっているのか、見ていく必要がありそうです。 

 

 都市の人々がもっと農山村に出掛け、自然に触れ、自然を観察しながら、都市で培ってきた技能・技術・知識やネットワークを、環境問題に、地域の産業活性化に対処できないだろうかと思います。

 そうすることによって、地域の環境問題に対処しながら、地域の産業の活性化を図っていくことができます。

 最近そのようなことを考える・実践する講座があちらこちらで開かれるようになりました。

 一度そういう講座に出かけてみるのも、面白いのではないかと思ったりします。

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