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2011/11/17
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・中宮です。
早いもので11月も半分が過ぎ、今年も残すところ1か月あまりとなりました。事業は計画通り進んでいるでしょうか?
皆様は、年末が近づいたこの時期に「今年は何かあったかなあ」と思い出してみると、毎年「特に何もなく過ぎていったなあ」と思うことがよくありませんか。私は年々1年が早く過ぎていくようになっている気がしています。何年か前のことでもつい最近の出来事のような気がしてしまい、いったいいつの出来事だったのかよく思い出せないことがよくあります。
ではなぜ子どものころは、1年という時間をとても長く感じていたのに、大人になるにつれて1年が早く過ぎていく気がするのでしょうか。ある資料に時間経過を早く感じる原因として、①加齢に伴う身体的機能の低下、②単調な毎日などがあげられるとありました。
この中で②について考えてみました。たしかに年齢を重ねるとともに経験が増して、今まで経験もしなかったことを経験するという機会は減っていくものだと思います。私自身も、社会に出て仕事を始めたばかりのころは、すべてのことが初めての経験で、ひとつずつ悩みながら決断をしていたものですが、現在は、ある程度これまでの経験から結論を推測し、方法を選択して仕事をするようになっています。
経験を積むということは、短時間で物事が判断できるようになるなどメリットも多いことですが、逆に、これまでの経験に基づき形成された固定観念に囚われてしまい、新しい方法や考え方を生み出す弊害になっているかもしれません。また、変化の早い現代において、これまでの経験を活かすことができないことも発生するかもしれません。
これらの問題に対応するためには、常に好奇心を持って新しいことに取り組んでいくことが重要です。自分の興味がないと思っていることでも、とりあえず見てみよう、やってみようと思うことで、新たに興味を持てるものが見つかるかもしれません。
松下幸之助の著書の中に、「日々是新なれば、すなわち日々是好日」という言葉があります。この言葉を時々思い出しながら毎日を元気に過ごしたいものです。