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2012/02/07
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長の児玉です。
大河ドラマの「平清盛」が始まりました。視聴率が低い、清盛はあまり人気がないとのネガティブなニュースもありますが、ドラマの進展とともに視聴率が上がり、平家物語などによる悪役イメージが変わってくることを期待します。(最終的には高視聴率となり映画化もされた「ゲゲゲの女房」も、最初の方の視聴率は相当低かったと記憶しています。)
さて、平家や源氏に関連して、京都の神護寺所有の肖像画「源頼朝像」(切手になり、教科書でもよく使われたあの有名な肖像画です)、「平重盛像」ですが、本当に頼朝や重盛を描いたものなのかについては異説が出ています。(これらの肖像画については、それぞれ足利直義、足利尊氏を描いたものであるという説も有力となっており、現在、「伝源頼朝像」、「伝平重盛像」と紹介されることが多くなっています。)
また、本やテレビなどで、足利尊氏として、ざんばら髪で太刀を肩に担いだ武者が騎乗しているあの肖像画を使うことが多かったと記憶していますが、この肖像画についても別人を描いたもの(高師直など高一族の誰か)という説があります。(この肖像画については、以前は「伝足利尊氏像」と紹介されていたものが、今は「騎馬武者像」として紹介されることが多くなっているようです。)
武田信玄といえば、太めで一見剃髪しているように見える人物を描いたあの肖像画を思い浮かべる方も多いと思いますが、あの肖像画も武田信玄を描いたものではないとの説が有力となっています。(本やテレビなどでは、別の肖像画(信玄がもう少しスリムに描かれています)を使うことが多くなっています。)
その他にも、聖徳太子像(旧一万円札に使われたあの肖像画です)にも別人説があります。(聖徳太子本人を描いた肖像画であるとしても、太子の没後数十年あるいは百年以上後に描かれたものなので、太子の風貌が実際にあの肖像画のようであったかは疑問です。)西郷隆盛を描いたキヨソネのあの肖像画も、本人を目の前にして描いたものではなく、弟の従道と従弟の大山巌の二人をモデルにして描いたもので、実はあまり似ていなかった(かもしれない)との話もあります。
歴史上の人物のイメージが、その「肖像画」から膨らんできた部分もあると思いますが、そのイメージの根拠が実はそれほど確かでないものもあり、実際はイメージとは全然違っていたということも結構あるかもしれません。
ところで、2月22日(水)にコンサルティング ベル オフィスの鈴木規男講師をお招きし、「生産現場改善セミナー」を開催します。皆様ふるってご参加いただきますようお願いします。生産現場について 旧来のイメージを変えるような気づき、発見をされることを期待しております。