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2014/10/14
おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北浦です。
週末に、市内を散歩していたら、話題の3Dプリンタを扱うお店をみつけました。
店員の方にお話を伺ったところ、現在、普及している3Dプリンタのほとんどが、プラスチック素材をメインとしたFDM方式(熱溶解積層方式)と、SLA方式(光造形方式)だそうです。
最近のニーズについて尋ねてみたところ、意外なところでは、遺影の代わりに遺形(いけい)を作る方が増えているとのことでした。
関東の方では、貸金庫の仕組みを応用したデジタル墓苑や、オンライン墓参りが普及しているそうですが、実は、広島にもあります。近い将来、もしかしたら仏壇に先祖達の遺形が幾つも並ぶかもしれません。
最近では、オーストラリアのベンチャー企業が金属を出力できる個人向け3Dプリンタを安価に提供できるようにしたことがネットで話題になりました。
これは、金属の粉末を材料とし、レーザー照射による熱で金属の粉末を溶融して形状を形作るという仕組みであり、SLS(選択式レーザー焼結)方式と言うそうです。
まだまだ鍛造(たんぞう)や鋳造(ちゅうぞう)、切削(せっさく)、溶接(ようせつ)といった従来の製造方法で作った方が、高品質で安いのですが、3Dプリンタの可能性について新たなベンチャービジネスが生まれて来ることに期待が持てます。