公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

広島のプロスポーツ球団に学ぶ中小企業の可能性

2019/04/11

若本コーディネータ.jpg おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・若本(わかもと)です。今年度、経営を担当させていただきます。宜しくお願いいたします

 

 新年度のスタートと共に、新元号『令和』も発表されました。平成の30年間は戦争のない平和な時代でしたが、一方で少子高齢化と人口減少社会に突入し、東京一極集中が加速化する中で、次第に地方の活力が失われてきたように感じます。

 

 幸い、ここ広島市では「モノづくり企業」が産業基盤として強固な経済活動を担っており、地元中小企業であっても域外や海外からもお金を稼ぐことができる競争力を有しています。そこが、人口や経済規模では大差をつけられたものの、都市圏に地元大企業や中小製造業のすそ野が弱い「博多(福岡市)」と比べて、将来性、潜在成長力の違いになると思います。

 

 つまり、人口規模や交通アクセスといった「マーケットとしての魅力」は、大都市圏の企業進出やアジア圏からの観光客のインバウンドなどは見込めても、そのお金の多くは域外に流出しているのです。地元資本の中小企業は事業撤退や買収などで大資本に組み込まれ、地元で成長した企業は東京に本社移転するなど、さらなる東京一極集中が進みます。
 
 広島市はスポーツ王国としても知られます。「広島東洋カープ」や「サンフレッチェ広島」は、地方球団として「お金」も「人材」も不足する中で、地道に選手を育成し、チーム力で大都市球団に勝てるようになってきました。この間、オールスターや全日本に選出されるように育った選手が、どれほど大都市球団に引き抜かれ、戦力ダウンを繰り返したことか・・・。

 

 しかし両球団は厳しい経営の中で、多額なお金を投じて他球団の有力選手を引き抜くような安易なことはせず、じっくりと若い人を育て、戦力や戦術の工夫を積み重ねることで、有力選手が移籍してもすぐに次の選手が穴埋めをして常に優勝を争う球団に成長しました。各選手を広島市内の中小企業に置き換えると、とても大きなポテンシャルを感じます。当支援センターでは、スカウト役やコーチ役など、広島市の中小企業活性化の裏方として、新時代の中小企業の育成と活躍を応援していきます。

 

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