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2009/03/24
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジャクトマネージャー・久保です。
前稿まで、開発プロセスの概要についてみてきました。
(自動車からもみじ饅頭まで)
このBLOGでは工業製品の開発を例として取り上げている関係で、説明の中に「設計」とか「製図」という言葉を使っています。「あなたの言うプロセスとは工業製品の開発の場合にいえることで、それ以外の世界では役に立たないのでは・・・」との声が聞こえてきそうですが、ちょっと待ってください。
このプロセスは品質管理の世界でお馴染みのP(計画)→D(実行)→C(評価)→A(改善)の考え方に基づいていることは「モノづくり事はじめ-2」で説明した通りです。
ここで説明しているプロセスとはTQC(全社的品質管理)の手法そのものなので、この考え方はどんな業種であっても、そのまま適用することができます。
だいぶ以前の話になりますが、TQCの手法がナイトクラブの業務改善に応用され成果を上げたことが紹介され、一時期話題になったことがあるのでご記憶の方もあると思います。
そこまで極端でなくても、例えば②設計を⇒デザイン・仕様決定、③製図を⇒型紙製作と置き換えれば衣料品、バッグ・アクセサリーの開発・製造等の場合にもそのまま適用が可能なのです。
「自動車」でも、もみじ饅頭のような「食品製造」でも、「出版」「イベント企画」でも、あらゆるケースに適用が可能です。
皆さんのアイデアと工夫で、実際のご自身の仕事に当てはめて活用してください。
次回から、このプロセスの内容を、工程ごとに更に詳細にみてゆきましょう。