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2009/07/24
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーの浜田文男です。
消費者の皆さんの消費動向が所有するから使用するへと変化しているということです。
たとえば、自動車について見ると、カーシェアリングの動きが活発になっています。新聞によると、トヨタ自動車系のレンタカー3社は東京、名古屋、大阪の計5箇所でカーシェリングの実験を進めており、7月9日には日産自動車系のレンタカー会社がカーシェアリングへの参入を発表した(日経新聞)ということです。身近なところでは、パーク24がマツダレンタリースを買収しカーシェアリングを拡大しています。さらに、デジタル機器についても同様です。最新のデジタルカメラ、2泊3日で990円、東京・秋葉原に本店がある会社は3月下旬にデジタル家電のレンタルサービスを始めた(日経新聞)ということです。
さて、企業さんに目を向けてみますと、企業さんにとって役に立つ情報システムについても同じ考え方が広まってきています。企業さんが所有するのはパソコンやプリンターなどのIO機器のみにして、業務処理をする高価なサーバや業務ソフトは必要なときに必要な機能を使用し、データを蓄積しておく装置も必要な容量を使用するという考え方です。これらのサーバや業務アプリおよび装置は高速インターネット回線で接続された堅牢なデータセンターに置かれています。このような状況をクラウドコンピューティングと呼んでいます。世界を見ますと、たとえば、アマゾンのAmazon EC2(Elastic Computer Cloud),S3(Simple Storage Service)が稼動しています。
日本での動きとしてJ-SaaSが今春から動き始めたところです。小規模の企業さんの活用を想定しており、企業さんにはそのサービスを知って頂きたいと思います。
今後、J-SaaSの新たな動きを紹介する予定です。