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2009/08/28
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。
石油が、飛鳥時代に越後より燃える水・燃える土として献上されたという記録があります。その石油は、江戸時代は、「くそうず」として知られ、灯りとして、また防腐剤・薬剤としても使用されていたということです。
しかし、その石油は、燃やすと真っ黒な煙と嫌な臭いを出すために、積極的に活用されてきませんでした。近年になり、石油を精製して灯油・ガソリン等にすることによって、急速に照明・燃料として使用されることになり、石油の時代が到来しました。20世紀は、石油の時代となりました。
現在、石油ピークの論議もおき、先行きが心配され始めています。また昨年は、石油価格が大幅に高騰するという事態も生じました。そして何よりも地球温暖化への懸念があります。日本は、その石油をほぼ100%輸入に頼っています。1973年のオイルショック前は、日本はエネルギー供給の77%を石油に依存していました。現在は、それが50%以下になっています。
低炭素社会への取り組みと、エネルギー自給率の改善(現在4%の自給率-原子力発電を除く)を図るために、石油等の化石燃料だけでなく、太陽光発電・バイオ燃料・風力発電等のエネルギーの多様化が求められています。その中で、中小企業の皆様にとってどのようなビジネスチャンスが生まれてくるのか、またどのような取り組みが必要となるのかを今後考えていきたいと思います。