公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

「モノづくり事はじめ-16」

2010/01/28

kubo.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

 

 (12月号からの続き)

 

 このコラムが始まってほぼ1年が過ぎましたが、前号までで開発段階が終了し、いよいよ生産の段階に入ります。 
 ここでこれまでのプロセスをもう一度おさらいしてみましょう。

 

①企画段階では、具体的に新しい商品を開発するために、デザイン、構造、性能、コスト、重量という切り口で見たときにそれぞれどの様な内容にしたらよいかを考え、これを目標値という形で定義をし、関係者全員がこの目標を共有化することが大切です。 商品の開発、製造には多くの人々が関係しますが、全員の活動のベクトルがこの『目標を達成、実現』することに統一されることになります。

 

②開発段階ではこの目標値を達成するために構造、機能/性能、製造可能性(現有技術で製造できるか)、コスト、法規適合性等あらゆる面からの検討を行った結果として、設計図面に表現されます。 そしてこの設計図面に基づいて試作品を作り目標が本当に達成されているかどうかを検証しました。 試作品の性能評価等で目標が達成されていないことがわかった時は、再度検討、設計を繰り返して最終的にこれで目標がすべて実現可能であるという確証が得られるところまできたわけです。

 

③一方、生産準備の面では開発の情報、結果を取り込みながら生産設備・ラインの検討、設計が本格化してゆきます。 そして開発の終了とほぼ同時に量産準備が整うように全体の運営ができることが理想ですが、しかしここで最も大切なことは、この図面の通り作れば目標はすべて達成できるということが確認できるまでは、成形型、設備等の高額な投資をスタートさせてはならないということです。

 

 ここまで来れば開発の活動はほぼ終了しますが、まだ完全に終わってしまうわけではありません。 次回はこの量産段階での開発の仕事について見てみましょう。  (次号へつづく)

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