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2010/02/15
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・常本です。
商圏を計算式(来店客構成比÷人口構成比=商圏強度)で把握したら、その計算により導き出された重要商圏(1次・2次商圏)の情報をより分かりやすくするために、地図を利用します。
自店の周辺(半径約1.5km位)が入った町丁目の境界が書かれた略地図を用意して、商圏強度別に町丁目を色鉛筆などで色分けしてビジュアル化を行い、自店を中心にして、半径500mと1kmに相当する部分にコンパスで円を書き、その範囲内に存在する競合店を記入します。これにより、自店と競合店の状況を具体的にビジュアルで見ることができるはずです。
また、事前にアンケートによって、「自店以外に通う店はどこですか?」などの競合店情報を入手しておくとより分かりやすいものができます。
状況を把握して最初にやることは、自店に来る顧客の特性をつかむことです。まず、色分けされた商圏の内、1次商圏となる地域を確認し、顧客の年齢層・購入商品などを調査します。
例えば、近所の高齢者の利用が多いということが分かったとします。その結果を基に、高齢者向けの商品のラインナップを整えることで、売上の向上が見込めることとなるのです。
―次回に続く―