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支援センター職員によるブログ

雑学「地方銀行史」③ナンバー銀行

2010/02/22

kageyama.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営担当マネージャー・景山です。「地方銀行史」シリーズの3回目をお届けします。

 

 明治5年(1872年)の国立銀行条例では4行しか設立されなかったため、明治9年(1876年)には同条例が改正され、銀行が発行した紙幣の正貨兌換義務は無くなり、資本金の80%まで国立銀行紙幣の発行が可能になりました。


 重荷が外されたことで、国立銀行の設立が相次ぎました。


 現在64行ある地方銀行の殆どは、この時期に誕生しています。


 広島県では、明治11年に第六十六国立銀行(尾道市)、明治12年には第百四十六国立銀行(広島市)が設立されました。前者が現在の広島銀行の母体です(後者も後に合併)。


 こうした国立銀行の増加に伴い、紙幣増発によるインフレ懸念が高まったことから、政府は、明治12年11月の第百五十三国立銀行(京都府)を最後に、国立銀行(発券銀行)の設立を禁止し、以降は、紙幣を発行できない私立銀行の設立に限定されました。


 当時の国立銀行名には、全て認可順の番号が行名に付けられており、その番号が現在の行名に残っている銀行が、次の7行で、全て地方銀行(所謂第一地銀)です。


 第四銀行(新潟市)、十六銀行(岐阜市)、十八銀行(長崎市)、七十七銀行(仙台市)、八十二銀行(長野市)、百五銀行(津市)、百十四銀行(高松市)


 このうち八十二銀行は、第十九国立銀行(上田市)と第六十三国立銀行(松代市)の合併による足し算のナンバー銀行ですが、他は国立銀行当時の名称をそのまま残しています。


 この他に、第二地方銀行協会加盟の第三銀行(松坂市)がありますが、同行は国立銀行を母体としておらず、新ナンバー銀行と言われています。

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