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2011/05/30
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。
今回は、「飲食業」と「調理食品小売業」について、家計調査年報から家計需要の予測を行います。
総需要額は、「家計需要+事業所需要+観光需要」で求められ、例えば、広島市の飲食業の総需要額を飲食業販売額が上回れば、周辺市町から飲食需要を広島市が吸引していることを意味します。
家計需要額は、世帯種別費目別年間家計消費支出×世帯数で算定します。
平成22年の広島市の「飲食業」と「調理食品小売業」の家計需要額を算定すると、
【飲食支出の家計需要額】850億8,874万円
◎ 二人以上世帯の外食年間家計消費支出166,078円×二人以上世帯数325,449世帯
=540億4,992万円・・・A
◎ 一人世帯の外食年間家計消費支出165,543円×一人世帯数187,497世帯
=310億3,882万円・・・B
A+B=850億8,874万円(飲食支出の家計需要額)
【調理食品小売業の家計需要額】470億445万円
◎ 二人以上世帯の調理食品年間家計消費支出105,454円×二人以上世帯数325,449世帯
=343億1,990万円・・・C
◎ 一人世帯の調理食品年間家計消費支出67,652円×一人世帯数187,497世帯
=126億8,455万円・・・D
C+D=470億445万円(調理食品の家計需要額)
となります。
創業を目指す皆さまは、出店予定地から想定商圏を定め、商圏内世帯人員別世帯数を把握し、これに業種別年間家計支出を乗じて家計需要額を算定することにより、立地条件の善し悪しを吟味することになります。
創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。