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支援センター職員によるブログ

流通革新研究会

2011/11/16

kodama.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当課長・児玉です。


 11月も半ばとなり、朝は少し肌寒くなってきました。街なかにおいても木々の葉が色づき秋の深まりを感じます。
 さて、9月から市内の中小卸売業を対象に実施しております流通革新研究会ですが、今年度は(株)ゴールドボンドの大平社長を講師に迎え、新商品の開発・販売について、新商品の発掘、メーカーへの新商品開発支援、小売業への新商品販売支援の3つの観点から研究会を開催しています。
 10月27日(木)の第2回目の研究会は、新製品に関するマーケティング戦略、パッケージ・デザイン計画等についてでしたが、その内容についてかい摘まんで以下のとおりご紹介します。

 

○バナナのたたき売りのようなマーケティング戦略を成功させるためには、①販売力、②資本力、③製造力が必要だが、これは地域の中小卸売業には厳しい条件である。

○中小卸売業にとっては、商品に付加価値をつけることが重要で、付加価値をつけるための3つの法則として、①他より優れていることを明確にして商品そのものの付加価値を高める、②他の商品との組み合わせで付加価値を高める、③加工することにより商品の付加価値を高めるといったことがあり、これらを行うことにより新たな需要を掘り起こすことが必要。

○地域の中小卸の新商品開発の目標は、細分化(ニッチ)市場での、①差別化商品づくり、②高付加価値型商品づくり、③オンリーワン商品づくり(これが特にお薦め)、④高シェア取得可能商品づくりで、競争時代には差別化でなければ勝てない。

○地域発信型の商品の開発において、地域そのもののブランド化が重要。そのためには、その地域商品に様々なこだわりを込めてそれをわかり易く伝えること、自然、歴史、文化等の地域資源を集約しその魅力を発信することが必要。

○新製品開発には、3C分析、SWOT分析を行い、自社の基本戦略、4P戦略を立てることが必要。(研修では、3C分析、SWOT分析、自社の基本戦略、4P戦略を取りまとめるための戦略シートを研修生に配布し、これにより開発・マーケティング戦略を立てるように勧めました。)

○新商品開発において、卸がメーカー対して行う支援の中で、一番大きいのはパッケージやデザインの分野である。消費者が店頭で商品を購入する時の「3・3・3の法則」に基づきメーカーにアドバイスすることにより、売れる商材を手に入れるとともにメーカーからの信頼を勝ち得ることができる。

○残念な話だが、新製品を開発した地元のメーカーが、地元の卸に話をしたところ、全然相手にされなかったケースがある。その製品は現在よく売れているが、地域の中小卸は地元の中小メーカーとの付き合いを大切にし、このようなチャンス逃さないようにする必要がある。
 
 研究会の後、広島サンプラザで交流会が開催され、研修の中では聞くことのできなかった大平講師の話や参加者同士の交流で大いに盛り上がりました。

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