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支援センター職員によるブログ

「使えるマーケティング実践セミナー」を終えて

2012/11/13

 おはようございます。
shimojo.jpg がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下條です。

 

 さて、9月13日(木)にMORE経営コンサルティング株式会社代表取締役日野眞明講師を招いて、「使えるマーケティング実践セミナー」が行われました。


 マーケティングとは売る側と買う側のコミュニケーションを取ることであり、多くのケースで世の中の動きと商売にずれが生じて売れなくなっています。そこで自分の頭の中を整理する手段として日野先生が編み出された「moreメソッド」という手法で売り手側(内部環境)と買い手側(外部環境)の要因を洗い出し、経営戦略を立てる方法を紹介されました。

 以下、概要を紹介します。

 

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 「売れる」ということは「買ってくれる」人がいるということで、売上が下がったということはお客さんの評価が下がったということである。商売をするとき、思い込みが障害になり知識が邪魔で過去の成功体験が忘れられなくて何もせず続けていることが多い。

 景気の波は20年周期で訪れ、これまで万博(70年)、バブル(90年)があり2010年が今でありこれから20年後に世の中は変わる。リーマンショック後に種を蒔いているところは良いが問題を先送りし続けているところはつぶれる。

 

 これからは中小企業の世の中になる。規模が小さいだけに小回りが出来、お客さんの味方になれる。企業がやってきた効率化で買う側は不便になった。これからは、お客様のために手間をかけないといけない。
 業界の常識とは大多数がそうであることで、良い悪いということではない。大手と同じことをすることから、差別化する方向にシフトすることがこれからは必要である。差別化とは少数派であり、区別することにより自分の持っている「いいもの」を磨き上げ、業界の非常識に立つということである。


 これからの中小企業は、小さな市場で広く売り込む新規のお客を呼び込み、また維持することが大切だ。競争が激化してくるが、やられるのではなく攻める側に立ち続けないといけない。経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の中で中小企業が使えるのは情報である。モノ・カネは使うほど減るが情報は減らない。情報をどのように使うか、情報をどのように発信するか、「何」を発信するか、「何」は自分の持っている差別化要因のことである。なお、余談であるが、情報発信の手段として、チラシが良く使われるが、チラシは断られても名刺は断られない。

 

 商品を売るとき、4つの切り口がある。①どんな製品を②いくらで③どのように④どの流通ルートで、がマーケティング戦略の構造である。戦略に従って戦術を考えるのである。戦略は、企業のトップが決めることである。外部環境の変化が著しく、売り手市場から買い手市場へ、製品の差はなく顧客の商品知識が豊富になり、ニーズが多様化し、価値観が物質的なものから精神的なものへと変わってきた。今までどおりのやり方を漫然と続けるのではダメで、今までの考え方を一度ひっくり返してみるなど逆の発想が必要となる。

 

 経営理念に基づき経営戦略を立て5年先ぐらいまで目標を定めてやってみて、3年以内に単年度黒字にならないとその後黒字になる可能性は5%くらいである。
マーケティングの基本は、お客への訴え方でお客の心を探り情報を収集することから始まる。自分の言いたいことを言っていたのではダメである。

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 セミナー・研修会の開催情報は、当センターのホームページなどで順次お知らせします。

 

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