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2012/12/04
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの免出です。
温暖湿潤な日本、その気候に似た地域が揚子江流域からインドまで続きます。その揚子江流域を含む一帯から稲作をベースにした長江文明が1万4千年前から始まったともいわれます。そのお米は"ジャポニカ米"であり、現在の日本のお米の源流のようです。
中国北方で小麦栽培が始まったのが4千年前ですから、東アジアでは、稲作は小麦よりはるかに長い歴史を持っています。その意味でも私達は何とかお米の食文化をさらに深めて行きたいものです。
そのお米の食文化を活発にしてくれそうなものに、現在の米粉への取り組みがあります。米粉で"パン"を作る、"麺"を作る、お好み焼きを作ったりすることによって、お米の消費量が増えていきます。米粉はすでに団子や和菓子に使われていますが、パンとか麺では小麦と違い製品化していく時に難しい課題があります。それら課題に取組みながら、広島から米粉という新たなお米の食文化が育ってきて欲しいものです。
シンガポールに駐在していた時に感じたことは、世界中の美味しい食がシンガポールに集まって来ているということでした。その美味しい料理をもう一度食したいということで、再度シンガポールに訪れてくる人が多く居たように思います。すなわち食は観光の大きな目玉になってきます。
広島に行けばこんな美味しいお米料理がある、そしてお米からできるお酒もうまい!となれば、また広島に来たいということにならないでしょうか。そうなっていけば、ひろしまの食の産業も観光と共により一層発展していくことができます。私たちコーディネータは、少しでもそのお手伝いができればと思います。