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2013/02/28
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」 コーディネータの中島です。
産業空洞化やものあまりなどにより、ものが売りにくい経営環境において、商品・サービスを販売して、利益を出していくためには、自社が抱える「問題」を解決し、他社優位性のある製品を継続的に出していく必要があります。
「問題」とは「目標(目指す姿)と現状のギャップ」と言われています。「目標が無ければ問題もない・・取り組むべき課題が見えていない」ということなので、企業にとっては目標設定が重要と言うことになります。
そして、問題を解決していく過程では多様な「技術」が必要となってきます。
「技術」には、基礎/応用技術、ものづくり技術、安全/環境技術、エネルギー技術、ICT技術などがあげられますが、他に農業技術や食品加工技術も含まれており、「ものごとを取り扱ったり処理したりするときの方法や手段。および、それを行うわざ。」(wikipedia)と言えます。
自社の「技術」をどの様にしていくかは、大企業にとっても容易ではない問題ですが、人、もの、情報、金が不足している中小企業にとっては、より難しいとテーマ思われます。
先日、「中小企業の技術マネジメント」(※)という本を購入して読んでみました。私には納得できる点が多いように思いました。 以下にエッセンスを紹介します。
1 技術面のマネジメントが経営に与えるインパクトは大きい。
2 現在は一社だけで技術開発や技術課題の解決ができる時代ではない。
3 中小企業でも技術は複雑に絡み合っており、幅広い技術が必要。
4 自社技術を整理し、競合他社と比較する。
そして、足りない部分を補強していくという姿勢が望ましい。
5 社外と連携することにより視野を拡大していくという視点が必要。
如何でしょうか。
「広島市産業振興センター」は中小企業の元気を応援する経営と技術のサポート集団です。技術上の課題についても、大小を問わず、ご遠慮なくご相談ください。
(※) 「中小企業の技術マネジメント - 競争力を生み出すモノづくり」
弘中史子著 (中央経済社)