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2016/11/24
おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・中島です。
10月3日に、本年のノーベル医学生理学賞が発表され、大隅良典・東京工業大学名誉教授が受賞しました。日本人の受賞者はこれで3年連続となり、まことに喜ばしいことです。
さて、ノーベル賞受賞者が、インタビューで答えられている内容を見てみます。
大隅教授は「"はやり"を追いかけるのを止める。人がやらないことをやってみる。自分が面白いことをやる。1つ1つを自分で確かめる。」と言われています。
これまでの受賞者でも、何人かは、同じようなお話をされています。
一方、ビジネス書には、「自分の強い分野、勝てる分野で勝負すること。自分より良くできる人(企業)がいくらでも居るようであれば、あまりその職(事業)に長居してはいけない」と同様のことが書いてあります。
ビジネスとの共通点ですね。
次に、昨年の受賞者である大村智教授(生理学・医学分野)は「抗生物質の研究は、完全な共同研究の場である。菌を見つけるだけでなく、生化学者など共同して行かなければならない。」 また、梶田隆章教授も「スーパーカミオカンデですと100人を超えるチームが1つの目標に向かって共同で研究をして、成果を出していくようなプロジェクト。カミオカンデ研究グループが認められたと思う。」と言われています。
お二人に共通するのは(大隅教授も同様ですが)、「自分が、自分が」というのが全く感じられないことです。これならば、チームの皆様も、喜んで協力しようと思うと感じました。
"感謝の気持ちを、いつも言葉で表しているか?"、"自分が、自分が・・・になっていないか?"の点は、2人以上で仕事、生活するなどすべての場合に、心しなければならないと思いました。
P.S
追加ですが、ノーベル賞絡みで、面白い記事が載っていました。
中国の方の意見ですが、「日本人から多数ノーベル賞が出る秘密は何か?」と問題提起。その答えは「日本人の財布の中に入っている」。心は・・・ご一読ください。