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支援センター職員によるブログ

ソリューション起点でのデジタル技術の活用
(2017年版ものづくり白書から)

2017/08/17

橋口コーディネータ

 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・橋口です。

 2017年版ものづくり白書では、IoTをはじめとする最新のデジタル技術で、顧客に最適な「ソリューション(課題の解決力)」を製品・サービスとして効果的・効率的に届け、直接的なユーザー価値の向上を図ること、そのために自社内でのデジタル技術の活用能力を高める取り組みで、生産性や付加価値の向上を図ることが重要であると述べています。※①

 直接的なユーザー価値向上のためのソリューションとして、「予知保全(顧客)」、「遠隔保守(顧客)」、「運用最適化(顧客)」、「全く新たなサービス提供」等の項目が挙げられています。
また、自社内の取り組みにおけるソリューションとして、「R&D支援」、「企画支援」、「設計支援」、「共同受注」、「生産最適化」、「多品種少量化」、「製造プロセス最適化」、「予知保全(社内)」、「遠隔保守(社内)」、「運用最適化(社内)」、「IoTカイゼン」、「技能継承(匠の技の継承)」、「物流最適化」、「販売予測」等の項目が挙げられています。

 次に製造業を産業タイプ(最終製品、部品・部材、素材、設備)別に分け、タイプ毎に取り組みの方向性と事例が示されています。
中小企業の多い部品・部材製造業の特徴的な取り組みも、下記をはじめとして数多くのソリューションの事例が紹介されています。

    • (1)部品・部材ユーザーへのサービス提供(P77~P80)。
      金型や工具にセンサーを取り付け、トレーサビリティや不良品発見などのサービスを展開等の「予知・予防保全(社内、顧客)」

    • (2)受発注を仲介するビジネスモデルの出現(P80~P81、P115)。
      ベンチャ-企業がプラットフォーマ-となり、リソース・技術などの情報をつなぎ
      受発注のマッチング、生産管理、契約などの事務手続きも担う「共同受注」。

    • (3)IoTの活用によるカイゼンノウハウのサービス提供(P81~P82)。
      企業によってIoT化の目的や業務プロセスは異なるため、市販のセンサーやモジュールを組み合わせてDIY型の見える化をして、その情報をもとにカイゼン活動に取り組む「IoTカイゼン」、及び自社の活用実績を踏まえ外販する取り組みの事例。

    • (4)ものづくりのデジタル化による製造プロセス最適化(P82~P84)。
      デジタルツール※②やITツール※③の活用によって、ものづくりの手段・方法の変革(プロセスイノベーション)に取り組み、下請け型ビジネスからのビジネスモデル変革(開発・試作サービスの提供)を目指す事例。 

    •  これらの事例を参考にしながら、まず自社のニーズを解決するという発想から最新のデジタル技術の活用に取り組まれては如何でしょうか?

         コーディネータは、このような
取り組みに対して、マッチング(企業、大学、専門家)、紹介(研究・支援機関、専門家)、情報提供(助成金、公的機関の支援制度)やアドバイスなどにより、継続してサポートを行って参ります。

           お気軽にご相談ください。


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