公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

会社自慢と社員自慢

2019/06/18

若本コーディネータ.jpg おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・若本(わかもと)です。

 
 TVの報道番組でサラリーマンへのインタビューを見ていると、新橋駅前の広場で酔っ払いサラリーマンが登場するシーンをよく目にします。ガード下の居酒屋で、会社や上司の悪口で盛り上がり、ストレスを発散するということは「昭和の時代」にはよく見られる、ごくありふれた風景でした。



 時代は平成となって、インターネットが普及し、個人がSNS等でつぶやきや写真、動画などを発信するようになると、居酒屋や井戸端で交わされていた"ヒソヒソ話"(声は大きくても、身内だけに通じるナイショ話)が、少しずつ外に漏れ始めました。平成の終わりには、アルバイトのいたずら投稿も増え、ネット上に流れる企業の内部情報は、称賛される「ポジティブ情報」よりも、企業リスクが生じる「ネガティブ情報」が圧倒的です。場合によってはネット上で炎上し、情報が拡散されて会社経営に大きな打撃を与えるケースも想定しなければならない時代です。

 

 ネットに限らず、このようなリスクへの対処方法として、社内ルールの徹底やマニュアル作成、社員教育などが行われますが、対処療法でしかなく根本解決にはなりません。それは会社に対する不満や悪いところが目に付くのが常態化し、会社の強みや良さに意識が向けられていないのも一因です。子供やスポーツ選手の育成も、出来ないことを叱るより、出来ていることを誉め、良さを伸ばすほうが自ら好きなことに取り組み、ポジティブ思考になることと同様です。

 
 私の知り合いの中小企業経営者が、社内会議で毎週「当社の強みは何か?」を問い続けました。最初は悪いところばかりしか出ない状態だったものの、40週を超えるころから次第に「ここがライバル他社に勝っている」とドンドン意見が出るようになり、会社自慢、社員自慢に気づくことで1年後には会社の雰囲気や業績が変わっていきました。皆さんも、意識して会社自慢、社員自慢を発表してみませんか?ネガティブ思考の人はそんな組織には居づらくなるでしょう。

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