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2022/12/07
おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・姫野です。
コーディネータの業務として、様々な機会に事業者様のプレゼンを拝見したり、練習に付き合ったりしております。
普段はプレゼン内容にツッコミを入れる方ではありますが、今回は聞く方の視点としています。参考にしていただければと思います。
【聞いていて嫌になるプレゼン】
プレゼンをする機会は、補助金などの審査や認定なども
ありますが、金融機関での事業計画やピッチ(短いプレゼン)など多岐にわたります。
そのような時に聞いていて「嫌だな」と思うプレゼンは以下となります。
・やたらと企業や既存事業の説明が長く肝心な製品や事業の説明が少ない。
・なぜか自慢話ばかりで主体が何かわからなくなる。
・気がつけば審査要項と異なる内容が多い。
聞いていて「???」ばかりで、気分が悪くなります。
更に・・・
・表示しているプレゼンシートの内容を読んでいるだけ。
・しかも字ばっかりで写真や表が無いか少ない。
・写真があっても同じ写真の使い回しや意味不明の写真。
・本当にこの製品、サービスが存在しているのかわからない説明。
・市場などが的外れで、途中で意味がわからなくなる。
・色合いが背景に溶け込んで読みづらい。
・ついでに専門用語ばかりで意味不明。(説明もない)
過去で一番酷かったと感じたのは、パワーポイントなどのツールを使わず、オール口頭だけのプレゼンでした。(実物もない)
申請書だけしか資料がなく、聞いていて疲れます。
【上手くいくプレゼン】
逆に「これは応援したくなる!」「この製品欲しい」「このサービス受けたい」と思うプレゼンにはおおよそ、以下の要素が入っています。
・起承転結が明確で「なるほど」と思わせる。
・文字が少なく、写真や表、グラフが多い。
・実際の製品やサービスが明確であり、写真や表がある。
・感覚ではなく数値で定量的に記載している。
・審査項目で必要な内容は盛込まれている。
・申請書で質問したいと思われる部分が記載されていたり説明がある。
(専門用語も説明がある)
・事例などがあり、利用イメージが沸きやすい。
・全てが明確でごまかされ感が少ない。
・・・沢山書きましたが、とても良い製品、サービスなので、プレゼン聞いていると欲しくなったり、応援したくなることがあります。
プレゼンは短い時間で聴衆を引き込むことが大切です。
余談ですが、昨今の大学のゼミが主体となったプレゼンは素晴らしいものが多いです。
聞いてみると授業などでも行なっているそうで、良い傾向だと思います。
ちなみに、海外と較べて日本のプレゼンはダメだという話はよく聞きます。
何が異なるかと言えば、ビジュアル主体か文字主体かの違いだと言われます。
また、発表者の説明が簡潔かつ明確であることのようです。
数字(グラフなど)もふんだんに使われ、ライバル商品との違いも明確です。
そして、なにより美しい!そして楽しい!
是非、皆様もいろいろなプレゼンを見て、聞いて、体験されるとよいかと思います。
そうすることで、自身のプレゼンがどうかを明確にしていくことが出来ると思います。
尚、広島市中小企業支援センターではプレゼンなどの相談も受けておりますので、御利用ください。