公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

「モノづくり事はじめ-13」

2009/10/30

  kubo.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

 

10月号からの続き)


 2-2) コスト計画 (儲かりますか? = 売値とコスト)


 ここでコストについて少し触れてみましょう。
 この段階までくると、製造コストを見積もるための種々の条件がほぼクリアーになってきます。逆に言うと、設計図面が出来上がった時点で、その商品のコストはほとんど決まってしまうということです。


 従って、商品・部品の仕様・構造を最終決定する前にコスト計算を行い、計画した目標どおりの収益が確保できているかどうかの検証をします。万一この収益目標が達成できていない時には、コストを削減するため場合によっては構造、仕様、材質、生産拠点等に立ち帰ってこれを見直す必要も出てきます。


 例えば、大企業などでは、経営上の要請から、この商品についてはこれだけの利益を上げなさいという収益目標が設定されます。


 次に価格ですが、芸術作品や、オンリーワンナンバーワンで絶対的な競合優位にある商品は別として、一般的な工業製品について言えば販売価格は競合関係や消費者の"お値ごろ感"を無視して決めることはできません。商品の売値は、個々の部品コストの積み重ねで決まるのではないのです。


 企画時点で、この商品はいくらで売る、そのためにはコストをいくらにするという目標をたて、その「目標コスト」を実現するように設計を進めてゆくことが大切です。


 この利益を創り出してゆくアプローチは、大企業であっても中小企業であってもまったく同じです。

 (次号へつづく)

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