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支援センター職員によるブログ

「モノづくり事はじめ‐18」

2010/04/23

kubo3.jpg おはようございます。
 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャー 久保です。

 

4月5日号からの続き)

 

 開発が終了したらいよいよ待ちにまった量産開始です。ところが量産ラインや量産工程による生産が立ち上がった当初は品質が安定しません。
 開発段階の試作は時間的な制約があまりない状況で行われることがほとんどですが、量産ラインでの作業はタクトタイムの制約のもとで現実的に可能な動作で行われることなどで作業条件が違ったり、作業の習熟度も違うということがあります。
 更に試作段階では試作用の簡易の治・型具で製作されますが、量産では量産用の本型になること、また治・型具や設備の微調整が不十分であること等も開発試作品と量産品に不一致が出る原因の一つになることがあります。
 「開発段階で徹底的に問題点の対策をしたはずなのだが...」と思われるでしょうが、開発段階の試作品と量産ラインで製作されたものとは全く別物として考え、それに対応する手段を講じておくほうが無難です。     
 皆さんは量産試作という言葉を聞いたことがあると思います。 「量産」と「試作」が一つになった変な言葉ですが、量産立ち上がり時の品質を早期に安定させ量産態勢に早く入るために、この間に製作した製品を試作品と位置付けて品質評価を行い、要改善個所を徹底的に洗い出し対策を施してください。

(以上)

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