お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
2010/07/09
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の常本☆康之です。
先日、中小企業の販路開拓の支援先を決める審査会を見学した時に、応募された中小企業の方の様子を見ていて思ったことをお伝えします。
その審査会は、プレゼンが約10分、その後質疑応答という形式でした。まず、プレゼンでは、自社商品の説明がメインになるのですが、「商品の概要説明」「他社との相違点・工夫」「売り込む販路の状況」「販売目標」「今後の販路計画」を簡潔に整理したうえで説明した中小企業のプレゼンは、すっきりとしていて内容もよく分りました。しかし、商品へのこだわりのみを説明し、「誰に対して、どのような方法で売っていく計画なのか」という話に裏付けがなく、感覚的な根拠で販路開拓計画を立てている中小企業のプレゼンは、良い点も聴き手側に伝わらないまま、計画の熟度も低いという判断がなされてしまったのではないかと感じました。
要点を捉えた理解しやすいプレゼンには、事前準備が必要です。何を準備すればいいのか分らないという人でも、例えば、自分が理解できない事柄について、自分はどう聞いたら理解できるのかということを考え、その考えを形にすればよいのです。
せっかく、良い商品を開発されても、その良さなどが伝わるようなプレゼンをしないと結局、販路の開拓に結びつかず、結果として売上が思ったほど上がらないということになるのです。
僅かな時間の中で、自分たちの想いや計画を正確に伝えることに本気で取り組んでみませんか。