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支援センター職員によるブログ

最新のITを活用し漁業者と消費者を結ぶ「きずな」づくり

2010/07/30

shimonawa.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・下縄です。

 

 先日、NHKで「関口知宏のOnly1(オンリーワン)"漁業の未来を創るIT魚屋さん"」という番組の放送がありました。


 岩手県大船渡市の八木氏は、最新のITを使ったユニークな取り組みで大船渡市の漁業を活性化させようと奮闘中で、モットーは「いかに産地を楽しんでもらうか」です。そのために八木氏自らが考案した『ライブカメラ』で、漁船の上から漁の様子を生中継し、消費者はパソコンの前にいながら漁の臨場感を楽しみ、獲れたての魚を買うことができるシステムを運用しています。また、カキの養殖の準備やカキ打ちの様子など地道な仕事も全国に配信することにより、産地の醍醐味や苦労など産地をまるごと楽しんでもらいたいとしています。


 最近では、ライブ映像を見た消費者から「感謝」や「ねぎらいの言葉」が寄せられるようになり、それが生産者の励みにもなっています。


 更に、八木氏は消費者の食卓にのぼるのは、新鮮な魚介類だけでなく、野菜も必要なはずだから、大船渡市の新鮮な野菜も家庭に届け、三陸の幸を家庭で味わっていただき、三陸の味覚のファンを作り、観光事業にも結び付けていきたいと考えておられます。

 

 八木氏のように地元の鮮魚をどのようにすれば全国の消費者に購入していただけるのか、ライブ映像にたどり着くまでは、試行錯誤の連続だったと思われます。また、ライブ映像も漁師の方の協力なしにはできませんので、その説得交渉等が簡単ではなかったことは容易に想像できます。


 鮮魚で培ったネットワークを活用し、地元野菜の販売や観光事業に結び付け、三陸の魅力を全国に配信していく姿勢に、商売成功のヒントがあるように思えてなりません。

 

 創業に関する様々な問題や課題について、ご気軽に創業支援担当・下縄までご連絡ください。

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