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2025/12/17

おはようございます。がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当・久米です。
ガソリンの暫定税率を廃止する法案が2025年11月28日の参議院本会議で可決されました。これにより、ガソリンの暫定税率は2025年12月31日に廃止されることとなり、運送業の事業者の方などにおいては、経費面で大きくプラスの影響を受けるものと思われます。 私個人としても、ガソリン価格の低下は、とても歓迎しています。
では、そもそもガソリンの暫定税率とはどのようなものなのか簡単に説明しますと、1974年に道路整備のための財源として導入されたのが始まりで、ガソリン販売時に課される揮発油税などに含まれており、暫定と言いながら、長い間適用され続けてきました。
政府は、この暫定税率の廃止に向けて、2025年11月中旬から段階的に補助金を拡充していくこととしており、12月11日には暫定税率を廃止するのと同じ水準の補助金額に拡充されました。暫定税率を廃止するのに補助金を拡充するという、一見矛盾する動きのように感じますが、これは急激な価格変動による買い控えや、その反動による需要の増加など、流通の混乱を抑制するための取り組みであり、皆さんもこのことを理解して、買い控えなどはしないようにしましょう。
参考までに、ガソリン1リットル当たりの暫定税率は25.1円となっています。廃止後にその分だけ価格が下がるかというと、原油価格や為替の影響を受けるため、そのまま価格に反映されるという訳にはいきませんが、原材料等の価格が高騰している現状のなか、明るいニュースになるのものと思っています。
【2025年11月以降のガソリンの補助金拡充額】
〇~11/12 10円/L
〇11/13 15円/L
〇11/27 20円/L
〇12/11 25.1円/L
出典:資源エネルギー庁HP「ガソリンの暫定税率の廃止でガソリン代はどうなるの?...」 https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/zanteizeiritsu.html