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2008/11/19
所謂「新人類ジュニア」世代が社会人入りし、その採用、入社後の教育・活用でご苦労されている中小企業の経営者、人事担当責任者の方は多いと思います。
先日、【若者が「人財」に変わる】と題したセミナーを聴講する機会がありましたので、以下にご紹介します。(主催:(財)ひろぎん経済研究所)
①新卒採用市場は、06~07年に劇的に変化した。
05年卒 06年卒 07年卒 08年卒
新卒有効求人倍率 0.7 1.2 ⇒ 1.89 2.14
今後、景気減速の中でも、少子化の持続、働くことに前向きな若者の減少、強い公務員志向などを背景に、売り手市場が続く。
②地方の中小企業は、育成するという発想で採用しなければいけない。
若者は人生を楽しむために職業を選ぶ、また常に自分を中心に考える。
彼らを選別する、あるいは働かせてやるとの考えでは駄目。
③若者の動機付けで大切なことは、好き・嫌いの感情で嫌いにならないこと。
その証拠に、相性の合う上司のもとに配属すると定着率がアップする。
④若者を「人財」に変えるには、外部研修で現場への期待値を下げて、自立・自責を促すことが必要。
逆に期待値を上げてしまうと、現場に戻った時のギャップが大きくて失望してしまう。
⑤与える目標(経営・上司の期待レベル)は1年後まで。
3~5年の長い目標を設定しても、尻ごみしてしまうだけ。
また経営陣・OJT担当者の誰に聞いても同じ答え(目標)が返ってくることが重要。
講師の(株)じんざい社 代表取締役 柘植智幸氏は、1977年生まれで、専門学校を卒業後、就職に失敗し、フリーターを経験後に起業という異色の経験を有する。若手社員活性化では№1の講師だけに、目から鱗のフレーズが多かったように思いました。
ご参考までに。
広島市中小企業支援センター マネージャー 景山