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2009/02/24
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー・近藤です。
前回、メール送信の際の注意事項について若干言及しましたが、もう少し追加してみましょう。
グローバルビジネスに限ったことではありませんが、送信や転送の際、配布先に多くのアドレスを入れるのは、個人情報保護の面からも、そして読み手の効率性(不要不急な情報を与える)からも良くないことに留意が必要です。
個人情報保護の観点からだけですとBccに入れるのが良いわけですが、その場合は、その旨メールに記述するのがフェアです。
無断で一部の人にBccで送るのも賛成できません。誰が見ているかわからないメールに返答するのはリスクが高いからです(Bccの人には返信はされませんが、転送や口頭で回答内容が宛先以外の人に漏れる可能性が強い)。
グローバルなビジネスの場合のほうが、メールの内容が簡単に世界のどこかに転送され情報が漏洩する可能性を秘めており、そのリスクが高いのは間違いありません。
特に資料が添付されているメールを、その内容を充分確認せず安易に転送するのも危険です。Excel情報のあるセルの数字の計算式の中に重要なKnow-howや機密情報(コストや価格情報等)が隠れていることはよくあることです。
グローバルなビジネスの世界では、法律(独占禁止法、移転価格等々)の解釈が異なる人々と、つまり異なる法律のもとでビジネス活動をしている人たちと話していることを忘れてはいけません。一度に数ヶ国の人々と同時に交信する際は、時差のみでなく、どこまで情報を開示するかも含めて慎重な対応が必要だということです。
さて、まだまだメールの話は続けたいのですが、このあたりにして、次は「会議編」としましょう。