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支援センター職員によるブログ

環境への取り組み! 地産地消への動き その4

2010/09/16

mennde5.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャー免出です。

 

 以前は、私達の普通の感覚では、飲み水をボトルで買って飲むという発想はなかったように思います。しかしそれがごく普通のことになってきました。

 

 私が、米国に滞在していたのは、1980年代ですが、その当時飲み水を買って食事を支度していました。というのは、水道水を使うと硬水のため、体内に石が蓄積するということを恐れたためです。味噌汁を飲んだ後に、お椀に白いものが残るということもありました。またフランスにいた1975年当時も、水の代わりにワインを飲むと云われており、水を買って飲んでいたように思います。

 

 つまり、欧米では、飲み水を買って飲むということは普通ですが、日本では当時あまり考えられないことでした。しかし、現在は、美味しいアルプス産の水とか、カナダ産の水をとても手軽に手に入れることが可能になりました。

 

 一方、CFP(カーボン フット プリント)から考えるとどうなるのかという議論が現在なされつつあります。地球環境に考慮したCFPを考えると、地産地消が理想的です。何故ならば、輸送にかかるエネルギーがとても少なく、CFPを小さくできるからです。 先日講演会で聞いたところでは、CFPの次に、米国は新たにWFP(ウォーター フット プリント)を検討し始めているということです。

 

 食糧を作るのに、水が必要です。牛丼一杯で水が2000リットル必要です。牛肉を輸入するということは、水を輸入する事だよということです。食料を大量に輸入している日本は、世界最大の水輸入国になるとのことです。水の豊富にある日本が、水の輸入国であったという言い方は驚きです。

 

 さて私達はどう考えるべきでしょうか。今水不足の問題がクローズアップされつつあります。WHOの水基準でいくと、世界では11億人が水の安全性に問題があるといわれています。また米国では、地下水が枯渇して来つつあり、早晩大きな問題になるともいわれ始めました。

 

 水は、石油についで大きな関心事になって来ていると言えるのではないでしょうか。そんな時に、食糧も含めて水を輸入し続けることが、どれだけ可能か、一方、CFPをどう考えるべきか、地産地消も含めて、検討して行かなければならないときが来つつあるのではないかと思われます。

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