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支援センター職員によるブログ

「突貫工事」は男らしい?

2010/09/30

kubo3.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクトマネージャー・久保です。

 

 「突貫工事」という言葉があります。


 「仕事量が多く困難な工事を、文字通り死に物狂いになって短期間で仕上げる」の意ですが、工事に限らず日常の仕事においてもよく使われる言葉です。その時の張り詰めた緊張感、必死に仕事にとり組む姿は、傍で見ている人には一種の頼もしさを感じ、また当事者としても終わった後の達成感・充実感に、すがすがしさを感じることさえあります。


 しかしプロジェクトの管理という観点からこれを見てみると、決して褒められたことではないのです。なぜか?それはこの「突貫工事」というのは「通常でない仕事のやり方を予想に反して強いられる」ということで、人・物・金が工期優先という基準で投じられることになるため、単位仕事量当たりの原価が高くなるからです。また急場の混乱は尋常ではなく更なる不測の事態を招くリスクも高まります。


 確かに現実のプロジェクトの運営では予測もできない事態が起こることを「ゼロ」にはできませんが、全体計画立案時点で考え得る限りの事態を想定すること、日々の業務の進捗管理をキチット行うことでかなりの部分、事前に察知することができこれによって回避処置をあらかじめ講ずることも可能になります。


 「突貫工事」に追い込まれ無理なスケジュールで切り抜けることは「手柄話」でもなんでもなく、むしろプロジェクト責任者のマネージメント能力が不足している結果だと真摯に受け止めなければなりません。

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