公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

閲覧補助
文字サイズ
標準
拡大
検索
お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

お問い合わせ

お電話でお問い合わせ

082-278-8032

メールでお問い合わせ

お問い合わせ

支援センター職員によるブログ

「天は自ら助くる者を助く」

2011/03/28

kubo4.jpg おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のプロジェクト・マネージャーの久保です。


 我々、中小企業支援センターのマネージャーの仕事は、窓口相談に持ち込まれる種々の経営相談に対応することから、個々の企業に出向いて実際の改善活動を支援することに至るまで幅の広いものです。そのよって来たる所は皆さん良くご存じの「中小企業基本法」です。この法律が制定されたのは高度経済成長期真っ只中の1963年ですが、当初の趣旨は「大企業との格差是正」ということにありました。その後、時代の変遷に伴って1999年に全面改正が行われ現在のものに至っていますが、この改正によって法の趣旨も「独立した中小企業の多様で活力ある成長発展」に改められ、これをもとに多様な行政の施策が展開され現在に至っています。施策の柱は下記の3項目です。


 ①経営革新・創業促進の自助努力支援。
 ②経営基盤の強化。
 ③経済的・社会的環境変化に対する適応円滑化のための制度の整備。


 以上の背景を踏まえたうえで「中小企業で不足しがちな経営資源を補い、成長・発展への意欲ある中小企業の自助努力を積極的に支援する」のが支援センターにおける私たちマネージャーの使命ということです。


 具体的な活動としては、窓口相談に持ち込まれた相談案件について、改善・フォローを支援する場合と、マネージャー自らが企業に出向いて面談者とのインタビューの中から課題を発掘し改善を支援する場合の二通りに大別できるでしょう。窓口相談の案件はすでに企業自身により課題が認識され、また解決活動への決意も固まっていることが多いので、本格的な支援に発展する確率が高いように思いますが、その一方で、いったん改善のための支援が始まったものの課題解決まで至らず途中で挫折するケースも、残念なことですが無いわけではありません。


 原因としては種々考えられますが、根底には当事者である企業側の改善意欲が途中で途切れてしまうことにあります。改善とは基本的には現状(今の自分)を否定することから始まるので辛くてシンドイものですが、解決への自助努力をしないところには成果は生まれません。「天は自ら助くる者を助く」とよく言われますが、自らが何が何でもやりぬくという強い決意を持ってあたることが、改善を実りある結果に導く唯一の道といえます。(以上)

カテゴリ

最近のブログ記事

月別の記事

リンク集

このページのトップへ