お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
2012/02/23
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のマネージャーlの浜田文男です。
今回は、財団法人広島市産業振興センターにおいて平成23年度ICT関連製品・技術開発助成金で交付決定した研究開発案件の一つを紹介します。
開発者は株式会社アドウィンで、テーマは「WEB活用の遠隔監視システムを学習するための実習キットの研究開発」です。この研究開発は、1-Wire*通信技術を用いて、温度及び接点情報を遠隔監視する手のひらサイズのコンパクトマイコンサーバを開発することにより、主に大学等の教育機関に対して遠隔監視システムを学習するための実習キットとして販売することを目的としています。
活用シーンのイメージを示します。工場のオフィスにコンパクトマイコンサーバ(手のひらサイズ)を置き、そこから4芯電話線を経由して複数個の温度センサを分岐接続し、監視したい機器の温度監視を行います。総延長距離は約200mです。また、同サーバにはWEB機能を装備していますから、インターネット経由で管理者の本社パソコンやスマートフォンからブラウザを使用して工場の温度状況を見ることができ、異常時対応など適切な対処が可能となります。
実習キットのみならず比較的小規模の工場での利活用など実務で適用可能と思います。
このプロジェクトの進捗について適切な支援を行い、本年度中の完了を目指します。
(*1-Wire:マキシム・インテグレーテッド・プロダクツの登録商標)