お電話でお問い合わせ
082-278-8032
メールでお問い合わせ
2012/07/30
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・北林です。
和菓子専門店に行き、商品を見ました。①高級素材を使ったという和菓子と②その和菓子の中に餡を入れた2種類があり、①は1個126円、②は同147円でした。餡を入れるという製造工程分の値段を反映して高いのだろうと思いました。
ところが、箱入りの値段を見てびっくり。例えば20個入りで、①は4,200円、②は3,360円となっています。単品の値段では「①<②」、箱入りの値段では「①>②」となっています。
①と②のそれぞれの単品と箱入りの商品を見ても、①と②の箱を見ても大きな違いはなさそうなため、この逆転状況について店員さんに尋ねたところ、わからないとのことでした。
当支援センターの登録専門家にこのことをお話ししたところ、①は歴史のある商品のためブランド化されており、価格設定について、ある程度自由にできる立場にあるのではないかとのことでした。
後日、商品を購入して大きさを比べました。その結果、①は、単品売りの商品の方がやや小さいことがわかりました。一方、②については、単品売りも箱売りも同じ大きさでした。①の単品をやや小さくして、②より安く売るということは、①の商品はお土産用としてブランド化していると考え、単品ではお買い得感、箱入りではブランド力を優先しているのかもしれません。
当支援センターでは、経営手法に精通した中小企業診断士等の専門家の方に対して、経営課題解決のための相談事業(窓口相談、経営支援アドバイザー派遣)を行っています。経営する上での疑問点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。疑問点にお答えできる最適な専門家の方と相談できるよう日程調整をさせていただきます。