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支援センター職員によるブログ

ある歌手と「のど自慢」/コンセプトを明確にし、環境変化にも対応

2015/10/01

木下副所長 おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・木下です。

 地方創生が叫ばれていますが、東京には住まず、地元を拠点に活動をしているある歌手がいます。彼は、デビュー時からテレビには出ない、ジーパンははかない等の自分の考え、主張をしっかり持っていました。デビュー時はチョコレートのCMソング、オールナイトニッポンパーソナリティ、コーラのCM出演等に恵まれ、曲のヒットも3~4年程続いたと思います。

 その後は、抜け毛、狭心症、糖尿病を患い、若いころの面影は全くなくなり、ヒット曲も出ず、鳴かず飛ばず。コンサートでも最初の数曲だけが知っている曲で、後は知らない曲ばかりという状態でした。

 しかし、彼の考え方はぶれず、地道な曲作りをしながら、地元を拠点に活動を継続してきました。数年前からは全国ネットのラジオ番組を持って、言いたいことを言って支持を得ています。最近ではテレビでも葬儀会社のCMで曲が流れ、各地のコンサートも盛況のようです。

 浮き沈みの激しい芸能界は運だけでは生き残れません。彼もヒット曲はその後ほとんど出ていませんが、自分を分析し、他者とは違うコンセプトで自分の商品である歌とトークに磨きをかけ活かしてきたからこそ、ここまで芸能界で生き残れたのだと思います。

 先日、NHKの「のど自慢」に彼がゲスト審査員で出演したと聞きました。彼の変化にも驚きますが、毒舌の彼を出演させるというリスクを冒して挑戦したNHKにも驚きました。彼も「のど自慢」もコンセプトは維持しながら懸命に環境変化に対応しているのだと感じました。今度、日曜日に「のど自慢」を見てみようと思います。

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