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2016/07/14
おはようございます。 がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の副所長・木下です。
カープが好調です。でも油断は禁物。2つのカープの悔しい歴史を振り返ります。
1996年(平成8年)、カープは中盤で首位でしたが、2位長嶋巨人に最大11.5ゲーム差をひっくり返され優勝を逃しています。長嶋監督が「メークドラマ」という言葉を使って巨人の選手に奮起を促し、カープはその流れを止められませんでした。
また、日本シリーズでは、選手の「一言」が試合の流れを大きく変えることがよくあります。1986年(昭和61年)、カープはリーグ優勝し、日本シリーズで西武と対戦しました。第2戦から3連勝し日本一に王手をかけていましたが、カープ選手の「一言」が西武選手の闘争心に火をつけ、最終の第8戦までもつれることになりました。第8戦では6回表に、西武の秋山選手に同点本塁打でジャニーズのようなバク宙ホームインをされ、試合は西武の勝利。カープは日本一を逃しています。
実力がある者同士の対戦の場合、「言葉」が選手の闘争心・やる気を引き出し、変化を生み、勝負の流れを変えたりするのだと思います。
まだ、シーズン中盤、カープファンも選手を励ますとともに謙虚に「言葉」を選びましょう。もしかしたら、こうした「言葉」の力を最も知っているのは、その時、西武の投手で、秋山選手のバク宙ホームインを目の前で見ていたソフトバンクの工藤監督かもしれません。昨年は日本一、そして、現在パリーグ首位です。
当センターの窓口相談では、「言葉」が重要な意味を持つ広報の仕方、マスコミ対応などについても専門家がアドバイスを行っています。ぜひ、ご活用ください。