公益財団法人広島市産業振興センター広島市中小企業支援センター

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支援センター職員によるブログ

分煙

2017/10/24

中小企業支援センター 土佐所長 

 がんばる中小企業を全力で応援する「広島市中小企業支援センター」所長の土佐です。

 暑い夏も終わり、秋を満喫している今日この頃です。

 さて話は変わりますが、先月、当財団が主催した環境関連の講習会に参加しました。その内容は、地球温暖化を食い止めるためには、脱炭素化(CO₂削減)が必要で、そのためには、産業革命のような社会の大転換が起きる必要があるというものでした。その「大転換」には、単なる制度や技術の導入ではなく、人々の世界観の変化を伴う必要があるといわれていました。

 その大転換に成功した例として、今日の分煙が挙げられていました。私が職場に入った30数年前には、喫煙者(私も当時喫煙者で、5年前に禁煙)はみんな机の上に灰皿をおいて、仕事中にもプカプカ煙草を吸っており、それが当たり前の光景でした。また、電車やバスの中にも灰皿が常備され、喫煙者は煙草を吸っていて、誰も注意することもありませんでした。その後、煙草の健康被害が叫ばれ、健康増進法の制定などを受け、約20年前には、職場に喫煙室が設けられ、その後その喫煙室も撤去され、完全禁煙へと移行してきました。

 私自身が禁煙に成功したこともありますが、今では職場に入った30数年前の状況が本当に信じられません。年末の大掃除でキャビネットを拭くと、雑巾に真黄色のヤニが付いたものでした。今日では、職場や会議で煙草を吸うことは考えられません。それは、煙草の健康被害が認識され、法律等の整備がされ、人々の煙草への認識が大転換した結果なのだと思います。30数年前には想像できなかったことが人間には実現できました。このため、今、無理だろうと思う社会システムも、20~30年後には実現できているのではないでしょうか。

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