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2018/08/21
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・佐藤です。
これは20代の時に当時の上司に勧められ読んだ松下幸之助さんの著書「経営のコツここなりと気づいた価値は百万両」にある最も印象深い一説です。
それ以降何度も読み返しましたが、今でもその大切さを感じることが尽きません。
その一説とは、
ある記者が経営の神様といわれていた幸之助氏に
「会社経営の秘訣はなんですか?」と聞いたところ
「そうですなあ。雨が降れば傘をさすことではないでしょうか」
との返事。
記者がきょとんとしていると
「周りをよく見てください。傘を持っているのにささずにずぶ濡れになっている人もいれば、頭の上にさせばよいのに、横に向いてさしている人もいる。なかなか難儀なんではないでしょうか」
とのこと。
つまり、当たり前を当たり前にやることこそ、実は難しく、とても大事だとのことです。
お客様の声に耳を傾ける。互いに協力し合う。責任をもって仕事をする。困った人を助ける。約束を守る。うそをつかない。人にやさしくする。いつも前向きに挑戦を続ける・・・
ニュースになるような不祥事や問題を見ていると、改めてこの言葉の重みを感じます。
あれから二十数年が経ちますが、心の葛藤があると、その度に幸之助さんの本を手に取ります。
本を読み返した数が、葛藤した回数だったのかもと思い出しながら、改めてその大事さを噛みしめています。