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2021/11/24
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・阿須賀です。
情報誌の編集やコピーライターとしてテープ起こしなどをしているうちに、いつのころからか話を聞きながら文字を打つことがそんなに苦ではなくなりました。議事録や講演録なども取れるようになってきたので、将来仕事をリタイアしたら、何か世の中に還元していく一つの方法として、聴覚障害のある方のための要約筆記ができるかも?と数年前から漠然と考えていました。
そんなとき、たまたま自宅から近い会場で県の要約筆記奉仕員養成講座が開催されることを知り、リタイアはまだ先の予定だけど、日曜日開催だし通えそう?と、深く考えず勢いで申し込んでしまいました。なんと、開講日にはNHKも取材に来てインタビューまでされてしまい、後には引けなくなり・・・。
いざやってみると専門的な知識やスキルが必要で、ただ早く打てればいい、というものではないと思い知らされる日々。来年2月にはなんと試験もあるそうです。ただでさえ忙しい日々ではありますが、新しいことを学ぶのはいろんな発見もあり、なんとかかんとか継続しています。
ICT技術の発達で、音声を即時に変換し字幕として表示させることは可能なんだろう、とは思いますが、話す分量をそのまま文字で起こすと、字幕としてはかなりのボリュームになってしまい、それを話すスピードと同時に読み込むのは難しい、だからこそ「要約」という作業が必要なんだ、ということもわかりました。AIが発達すれば、きっと要約も即時にやってくれるようになるのでしょうけれど、もうしばらくは人間の力も必要かなという気もします。
私自身の要約筆記者としてのデビューはまだまだ先になると思いますが(まずは8割の出席率をクリアせねば)、学んだ要約技術は仕事にも活かせそうです。