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2022/10/05
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」副所長の中平です。
暑さも和らぎ行楽のシーズンとなりました。
先日、家族で鳥取県の三朝温泉近くにある三徳山三佛寺投入堂(なげいれどう)に行って来ました。垂直に切り立った絶壁の窪みに建てられたお堂で、国宝に指定されています。昔は修験道の修験者(山伏)が修行する場で「日本一危険な国宝」とも言われており、修験道の開祖「役小角(えんのおづぬ)」が法力で建物ごと平地から投げ入れたという伝承から名付けられたそうです。
建設重機やドローンなどもない時代に、よじ登るだけでも困難な絶壁に投入堂をどうやって建てたのかは今も謎とされています。
投入堂を間近で見られる場所に行くだけでも非常に険しい山道を登っていく必要があり、所々に設置されている鎖に頼って登るなど険しい箇所が沢山あります。途中で滑落して亡くなった方もいるそうです。
なので入山前に靴をチェックされて、靴底がフラットなスニーカーなどでは登ることができません。そういう人はわら草履を購入して登ります。
しかし、かなり高齢の方や幼児まで登っているのにはびっくりします。
途中の斜面に建てられた2箇所のお堂には周囲に縁側があり、歩いて景色を眺めることができるのですが、手すりも柵もなく落ちたら怪我するほどの高さがあるので、これもスリル満点です。
険しい山道を修験者の気分で苦労して登って、やっと貴重な国宝を見ることができるので、登山の達成感と充実感を一層味わうことができます。