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2023/06/14
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の経営革新担当の上谷です。
アジサイは、同じ株でも違う色であったり、途中から色が変わったりと、とても神秘的です。
アジサイには、アントシアニンと呼ばれる色素がガク内に含まれており、この色素がアジサイを発色させています。土壌のアルミニウムが根から吸収されると、アントシアニンと反応して青くなり、吸収されないとアントシアニン本来の色である赤が強く出ます。
この場合、土壌のアルミニウムを根が吸収しやすいかどうかがポイントになりますが、土壌が酸性だとアルミニウムが溶けて根が吸収しやすくなり、アルカリ性だとアルミニウムが溶けにくいので吸収されにくい状態になります。つまり、酸性土壌は青く、アルカリ性土壌は赤く色づくということになります。日本は、火山地帯で雨も多く弱酸性の土壌が多いため、青系が主流です。
同じ株でも色が違うことがありますが、これは、根がたくさんあるため、ある根はアルミニウムを吸収しやすい場所、別の根は吸収しにくい場所にある場合があるからです。
また、途中から色が変わる現象がみられるのは、雨が続くことで、土壌の成分が流れ出したりして、酸性度やアルミニウムの量が変化することが原因です。
ちなみに、花だと思っている部分はガクであって、中心部にある小さなツボミのような部分が花だということです。へ~