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2009/02/26
おはようございます。がんばる中小企業を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」の創業支援担当・北林です。
先日、日曜日午後7時頃という病院が開いていない時間帯での、近所の薬局での出来事です。私が商品の選定をしていたところ、女性が薬を買いに来られました。
下痢をどうにか止めたいとの相談を店員さんにされ始めました。私は、何らかの薬を勧めて、買ってもらうものだとばかり思っていましたが、店員さんはその女性に対して繰り返し症状を聞き、「この下痢は止めない方がいい。水分補給に気をつけること。症状に改善がない場合には病院に行くこと。」を告げたのみでその女性に帰ってもらいました。
この場合、例えば「〇〇の状況になった場合のために、一応この薬を買っておきますか。」という対応も可能であったと思うのですが、全くそのような対応はありませんでした。
こうした場面での受け止め方はいろいろあるかもしれませんが、私は店員さんの自信を持った、そして何よりお客さまの立場に立った対応を感じるとともに、その薬局への信頼感を持ちました。
売上げに即座に結びつかなくても、将来のお客さまとして信頼感を得る対応が必要であることの好例であったと思いました。
ちょっとした出来事ではありますが、皆様の経営の何らかの参考にと思いましてご紹介いたしました。