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2010/08/18
おはようございます。
がんばる中小企業を全力で支援する広島市中小企業支援センター所長の藤田です。
私が、当支援センターの支援企業や起業家を訪問し、頑張りぶりを紹介しています。
大気テクノ(株)にて後は、製造中のボイラー
"大気テクノ株式会社"は、製材所や家具工場の集塵機のメーカーとして創業。その後、木屑、樹皮等の破砕機、木屑焚ボイラー、乾燥機などの周辺機器に事業分野を拡大し、最近は、それらを組み合わせたプラントの企画提案に注力されています。
同社は従業員数36名、売上高8億円の企業で、販路は東北・北海道から沖縄まで、森林の多い地域を中心に全国に及んでいます。社長さんが営業として全国を飛び回る一方、奥様の河本多美子常務が経理から製造までを取り仕切っておられます。
CO2削減のため、同社の保有技術を活用した、木屑や間伐材などのバイオマス燃料を発電、乾燥、暖房等の石油代替エネルギーとして利用することは大きな可能性を持っており、同社の事業分野は大きな成長が期待されます。しかし一方で、同社は、若い社員が多く溶接や塗装の熟練工が不足しており、これから一段と成長するには、塗装や溶接技術の向上が大きな課題となっていました。
このため、当支援センターでは、環境担当マネージャーを派遣して同社の技術力向上を総合的にコーディネートしています。
具体的には、当支援センターから熱力学の専門家を派遣、技術振興部から溶接及び塗装の専門家を派遣するほか、広島市の地域ものづくり技能伝承支援事業を活用し、溶接の技術・技能指導を実施しています。
また、緊急経営支援アドバイザーを派遣し、会社全体の経営力の向上を支援していくことにしています。
広島市中小企業支援センターでは、御社の経営課題について、職員とマネージャーが、親身かつ継続的に支援しています。是非、ご利用ください。
15名が参加しての溶接技能試験
溶接技術講義
SUS溶接見本製作し工場に設置
出荷を待つシェーキング集塵機