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2018/06/21
おはようございます。 がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」のコーディネータ・向井です。
私は通勤時に新井口駅とミクシスビルの間を歩いていますが、いつも駅の北側にある山が気になっていました。地図によると、駅のすぐ上が鈴が峰、その鬼門の方向にあるのが鬼ヶ城山だそうです。
ふと、周防大島出身の民族学者宮本常一氏のことを思い出しました。氏が郷里を離れて大阪に出向くときに、親から贈られた餞別の言葉の一つが、「見知らぬ土地に行ったなら、その土地で一番高いところに登りなさい。そうすれば、その土地の人々の暮らしがよく分かる。」という趣旨のことです。
私も氏に倣い、五月連休の天気のよい日に、美鈴が丘団地から入り、鬼ヶ城山に登りました。20分程度で気軽に登れる割には、頂上は壮観で、センターのあるミクシスビルはもちろんのこと、広島市の中心部、シティタワー広島、太田川放水路や主要な河川、黄金山、似島が望めました。グーグルアースにはない、本物の広島市の中心地を自分の目で確かめることができ、私の仕事のフィールドであることに、気持ちを新たにしました。また、情報を得るためのプロセスを楽しみ、本物を見て感じるという、少し忘れかけていた人本来の営みを思い出したような気がしました。