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2020/12/02
おはようございます。
がんばる中小企業と創業者を全力で支援する「広島市中小企業支援センター」創業支援担当の城戸です。
今年も残り1か月。何かと慌ただしい12月ですが、一般に旧暦といわれる太陰太陽暦(天保暦)が使われていた明治5年(1872年)は12月2日が大晦日でした。
つまり翌日は明治6年(1873年)1月1日。この日から太陽暦(グレゴリオ暦)に替わり現在まで続いています。
この改暦の実施が発表されたのは約3週間前の11月9日。突然1年の終わりが1か月早まることになり、すでに発売されていた翌年の暦も変更に。日本中に大きな混乱を招いたようです。
この急な改暦は、明治政府の財政状況が逼迫していたことが大きな要因でした。
改暦により、政府は官吏の給与2か月分の支払いを免れ、さらに官吏の休業日を大幅に減らすことに成功します。(なぜ2か月分なのか興味のある人は調べてみてください。旧暦の仕組が分かりますよ。)
近代化のためには諸外国と同じ暦にした方が合理的という表向きの理由はあったのかもしれませんが、なかなか無謀な経費削減策ですよね。
今同じようなことをするとシステムの改修などで逆に莫大な経費が掛かりそうですが ・・・ というか、そもそも無理ですか。